PHOTO:ABC/PIXTA

賃貸経営にはリフォーム工事がつきもの。しかし、その費用を「修繕費」と「資本的支出」、どちらに分類するかによって税務上の取り扱いは大きく異なります。

「修繕費」は文字通り、建物や設備などを元の状態に戻すための費用です。一方「資本的支出」とは、単なる修繕ではなく、物件の価値向上や、耐用年数の延長につながるような支出のことを指します。資本的支出に該当するものは資産として計上され、経費にすることができません。では、リフォーム工事を行った際、その費用の分類先はどのように決まるのでしょうか?

今回はその判断の方法と、それらが賃貸経営にどのような影響があるのかについてお話したいと思います。

修繕費か資本的支出か…判断基準は?

リフォーム・リノベーション費用が経費になるかどうかの判定は、修繕費、改良費などの名目によって判断するのではなく、「その工事が実質的にどのようなものなのか」という観点から判定します。

ただ、実質的にどうなのかを判断するのも簡単ではありません。そこで実務上は下記のフローチャートにあてはめて、修繕費に該当するか、資本的支出に該当するかを判断していきます。

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