「大家さんデビュープログラム」の最終審査を勝ち抜いた米谷優さん(30)。前回は、将来の規模拡大に備えるべく、融資の模擬面談に挑戦しました。

今回は、賃貸経営をするうえで絶対に避けることができない「税金」について基礎から学んでいきます。講師は税理士の渡邊浩滋さん、大野晃男さん。これから不動産投資の勉強を本格的に始めるという初心者の方々は、ぜひ参考にしてみてください!

 

安藤さん

税理士・渡邊浩滋
大家さん専門の税理士・司法書士として活躍。自らも物件を所有する不動産投資家。

谷口さん

税理士・大野晃男
大家さん専門の税理士として活躍。楽待新聞で不動産と税金に関する連載記事を執筆中。

米谷さん

米谷優
元日本代表のプロスキーヤー。「大家さんデビュープログラム」で2300人の中から選ばれた。初めての不動産投資に挑戦中。

不動産投資にかかる税金をおさらい!

igar

今日は税金のキホンについて学んでいきます。米谷さんの場合、今後法人で運営していくとのことですので、今回は法人を前提にお話しますね。まず、物件を購入するときにかかる税金のお話から。物件の購入に当たって売買契約書を取り交わしますが、このときにさっそく税金がかかります。何だか分かりますか?

musuko

売買契約でかかる税金ですか…。ええと、確か不動産所得、取得、購入税?

igar

不動産取得税ですね。それももちろんあるのですが、それよりもっと前、契約書を交わす段階で必要になるのが印紙税です。これは契約書や領収証などの文書を作ったことに対して課される税金ですね。さきほどの不動産取得税は、買ったことに対して課される税金です。そして物件を購入して登記をするときには登録免許税もかかります。

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