
PHOTO:まちゃー / PIXTA(ピクスタ)
コロナの影響が長引く中、「テナント募集中」の張り紙が目立つようになった。これはオフィスビルも例外ではない。コロナ禍による業績不振、またリモートワークの増加により、オフィスを移転する企業が増え、空室率が上がっていると見られる。
そこで本記事では、東京都内でオフィスビルの空室が増加している背景を探っていく。この1年間でオフィス移転を行った企業に取材し、専門家に今後オフィス需要がどのように推移していくのかも聞いた。
渋谷区、港区の空室率が突出しているワケ
オフィス仲介大手の三鬼商事が発表する、東京都ビジネス地区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス平均空室率は、2021年1月時点で4.82%。11カ月連続で上昇する結果となった。

出典:三鬼商事
オフィス空室率が上昇を続けているのはなぜだろうか。
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