2002年、49歳のときに不動産投資を始め、そこから約20年。着実に規模を拡大し、現在は山口県と九州エリアを中心に25棟396戸を所有するまでになった不動産投資家、今富信之さん。

彼は、規模を拡大するために、どのような工夫をこらしてきたのだろうか。約20年の投資人生を振り返ってもらい、今後不動産投資を行いたいという人に向けてアドバイスを送る。

プロフィール・今富信之
北九州出身・下関市在住。一級建築士事務所を経営しながら49歳で不動産投資を始める。投資実績は国内に40棟540室。売却して資産を組み替えながら、現在は25棟396室を所有する。海外にも不動産を所有し、これまで7室に投資し、現在は4室所有。年間家賃収入は約2億6800万円で返済比率は42%、昨年は修繕費が嵩んだが返済や固定資産税、管理費、保険料なども除いたCFは約5500万。築浅物件を中心に投資し、現在では自身で設計も手掛ける。インカムゲインを重視し、不動産を楽しむことがモットー。

「暗い人生」だった20代

今富さんの本業は一級建築士だ。自身でも建築事務所を経営しているが、一級建築士となった経緯を尋ねると、なんとも消極的な答えが返ってきた。

「はっきり言って消去法です。私は国語や英語が苦手だったので理系に進んだのですが、『何をやりたい』というのがなかったんです」

したいことがない中で、将来に悩んでいた今富さんは、知り合いから「君は人に使われるのがダメな人間」と言われるた。だが、「建築であれば自分1人で開業できるし、鉛筆と机さえあればやっていける」と建築士を目指すことに。「自分に美的センスがあったとか、絵がうまいとか、そういう資質はまったくなかったです」という。

今でこそ、不動産投資で家賃年収2億6800万円を得ながら、趣味に仕事にと楽しく、忙しい日々を送る今富さん。だが、20代までは何に対しても積極的になれなかったと語る。

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