PHOTO:ABC/PIXTA

今思えば1棟目は失敗だった―。過去を振り返ったとき、そう感じる投資家もいることだろう。

先日、不動産投資Q&Aサービス「楽待相談室」に悩みを投稿したCさんは、最初の物件として不動産会社から新築ワンルームマンションを勧められていた。あまり魅力的な投資とは思えなかったが、「複数の不動産会社から似たような物件を勧められた」ため、自分の感覚に自信が持てなくなっていたという。そんなときに活用したのが、「楽待相談室」だった。

一体どのような相談をし、どんな回答を参考にしたのか。今回は、物件購入前に楽待相談室を活用した初心者投資家2人に取材を実施、先輩大家さんからのアドバイスをどう受け止め、どのように行動に移したのかを紹介する。

一棟アパートのはずが「新築ワンルーム」勧められ

大阪府に住む男性、Cさん(32)。将来への備えとして副収入を得るべく、不動産投資を検討していた。最初は価格の手頃な区分マンションを探していたものの、いろいろな物件を見ているうちに、より収益性の高い一棟アパートに魅力を感じ始める。それからは中古アパート購入に関する書籍も読み、大家デビューのための勉強を続けていた。

しばらく経って気になる中古アパートを見つけ、大阪府内の仲介会社3社に問い合わせを行った。ところが、それらすべての会社の営業マンから「一棟アパートではなく新築ワンルームマンションがおすすめ」と言われた。

「営業マンの方からは、『今は融資が出にくいから、まずは区分で実績づくりから始めるべきだ』と言われました。中には『一棟マンションを買えるようにしてあげるから、とりあえずこの物件を買ってくれ』と、物件を紹介してきた業者もありました」

アパートの購入を検討していたCさん。しかし紹介されるのは新築ワンルームマンションばかりだった…(PHOTO:ABC/PIXTA)※画像はイメージ

この時点ですでに、ある程度不動産投資に関する勉強をしていたCさん。新築ワンルーム投資はキャッシュフローが出ず、銀行の担保評価も出にくいという知識も持っていた。

最初は業者の言うことに聞く耳を持たなかったCさんだったが、その後面談した2社の営業マンからもまったく同じことを言われ、ワンルームマンションを紹介される。次第にCさんは「もしかすると自分の勉強方法が間違っていたのかも知れない…」と不安を抱くようになった。

第三者にアドバイスを求めたかったが、周囲には不動産投資をしている知り合いがいない。そこで頼ったのが、楽待アプリで知った「楽待相談室」だった。

1200文字の長文質問を投稿、すると…

相談のタイトルはズバリ、「一棟アパートを買うためのステップとして区分ワンルームや戸建ては必要か」。自分の属性情報やこれまでの経験などを明かしつつ、不動産会社から「一棟アパートを買うステップとしてのワンルームマンション」を紹介されていること、買うつもりはなかったが、自分の考えに自信が持てなくなってきたことなどを1200文字に渡って投稿。するとすぐに5件の回答が得られた。

Cさんが投稿した相談の一部。年齢や年収、自己資金なども詳細に記載していた

回答者の1人である「kazu21599」さんは、「一棟アパートを買うためのステップとして、戸建てや区分を購入する必要はない」ときっぱり。そのうえで「不動産会社がそうした物件をすすめるのは、不正融資問題などの影響で、自己資金が物件価格の20%ないと融資のテーブルに乗らないから。区分は売りやすいから勧めているだけです」と指摘した。

kazu21599さんからの回答は最終的に「ベストアンサー」に

またkazu21599さんは「焦らず、無理せず、諦めずの精神で取り組んでください。賃貸不動産は10年20年後、時間をかけて育てる事業です」と、メンタル面でもアドバイスを寄せる。

Cさんも「あのコメントは心に響きました。無料のサービスなのに、経験のある投資家さんがここまで親身になって回答してくださったことに驚きましたし、具体的で丁寧な回答は大変参考になりました」と振り返る。

他の回答の内容も基本的に「買わない方が良い」という主旨のアドバイスだったことから、Cさんは「自分が最初に考えていた事は正しかった、勉強の仕方も間違っていなかったということが分かりました」と自信を持つことができた。

ワンルーム購入は回避、その後すぐに別の物件へ

先輩大家さんのアドバイスを受け、「一棟アパートのための区分」は購入しないという決断をしたCさん。相談の投稿から約1カ月後に近況を聞いてみると…。

「実はつい先日、物件を買ったんです。180万円の店舗付き戸建てです。物件はキャッシュで購入し、リフォームローンを引くことにしました。現在ローン審査中です」

相談の投稿後に物件を探し続けているうちに、築古物件をキャッシュで買い、DIYにも挑戦することにした。バイクが趣味だというCさん。「1階の店舗部分をガレージ風にして、ガレージハウスとして貸し出せたらなと思っています」と話した。

相続をきっかけに不動産投資を開始

他にも、物件の購入前に楽待相談室を活用して購入判断に役立てた利用者もいる。関東圏に住む女性、Dさん(29)。最近亡くなった祖父が住んでいた戸建てを、近い将来相続することになるという。

「不動産のことは何も知りませんでした。でも本を読んでいろいろ調べているうちに、建て替えや解体だけでなく、人に貸すという選択肢があるということを知ったんです。それで、相続の前に投資用物件を購入してみたいと考えました」

現在、店舗用の看板などを制作する会社に勤めているというDさん。正社員ではあるものの、会社の業績は不安定で、将来に不安を感じていたこともあり、不動産投資に興味を持ち始めた。収入は400万円ほどで、自己資金は約370万円。また転職から日が浅いことなどもあり、比較的安価な戸建てを探すことにした。

そうしてインターネットでの物件探しを進めていたある日、「買ってもいいかな」と思える物件と出会う。

千葉県にある築古の戸建てで、価格は600万円、利回りは15%だ。積算も売り出し価格と近く内装が比較的きれいでリフォームには手がかからなそうだったが、旧耐震であることから出口がとりづらそうなほか、駐車場がないことなどが気になっていた。

(PHOTO:hiro Viwer/PIXTA)※画像はイメージ

内見もしたが、なかなか購入に踏み切れずにいたDさん。そのときに楽待相談室のことを思い出した。

「存在は知っていたのですが、私みたいな素人が中途半端な知識で投稿したら、ベテランの方から煽られるんじゃないかなっていう不安はありました。でも、実際にやってみたら全然そんなことなくて」

以下が、Dさんが投稿した質問。「物件を買うかどうか悩んでいます」というストレートなタイトルだ。回答は7件ついた。

Dさんの相談内容。この物件を買ってもいいかどうか、というストレートな質問だ

Dさんが特に参考になったと感じたのが、「宅建おじさん」さんの回答。「私の大家業スタート時と境遇がよく似ていた」という宅建おじさんさんは、「物件価格がいくらなら買う、その理由は…」と、具体的な金額やその根拠を丁寧に回答。

「わざわざシミュレーション結果まで提示したうえで、どこがなぜダメなのか、詳しく回答してくださってびっくりしました」とDさん。

他にも複数の回答がつき、中には厳しいコメントもあったが「判断の基準になるのでありがたかったです。考え方は人それぞれだと思うのですが、みなさんのコメントの中には自分にあてはまりそうな部分もあり、最終的な判断のヒントになりました」と話す。

結局、この物件の購入は見送ったDさんだが、「相談していなかったら、短所を見て見ぬ振りして買っていたかもしれません。今思えば買いたい病だったのかも」と振り返る。

皆さまからの相談や回答が、他の不動産投資家のお悩み解決にもつながります。1人でも多くの方にご利用いただけるよう、これからも「楽待相談室」のサービス向上に努めてまいります。

 
不動産投資に関するお悩みの相談は楽待相談室」へ!

(楽待広報部)