資本業務提携から1年、ここで袂を分かつことになるのか―。

一連の不正融資問題の影響で経営不振に陥っていたスルガ銀行。1年前、そのスルガ銀行に手を差し伸べたのが家電量販店大手のノジマだ。18%強の株式を取得し、創業家に代わる新たな筆頭株主となった。

ところが今月26日、ノジマ側が業務提携の解消も視野に入れ、スルガ銀行側に協議を申し入れたと報じられた。また翌27日、スルガ銀行は、ノジマの社長で同行副会長を務める野島広司氏が、6月29日開催予定の株主総会で退任すると発表した。

報道では人事権を巡る対立があったとされているが、背景にはなにがあるのか。そして再建の道半ばにあるスルガ銀行は今後、どのような道を辿るのか。

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