関西を拠点に7棟108室を保有し、家賃年収約5000万円まで規模を拡大した川村隼太さんは、35歳の専業大家。サラリーマン時代の23歳から不動産投資をはじめ、月の家賃収入が100万円に達したのを機に、32歳で脱サラした。現在の借入総額は約4億5000万円、残債は3億8000万円、返済比率は約43%だ。

「戸建て再生屋」を自称し、問題を抱えた築古戸建ての再生に情熱を傾ける。これまでに再生した空き家は150件にのぼる。その素顔と規模拡大の手法に迫った。

訳あり物件を指値で

9月のある平日、川村さんの姿は大阪府北部の山あいにある豊能郡能勢町にあった。兵庫県内の事務所からは車で30分ほど。購入したばかりの築古戸建ての状態を確認しに来ていた。

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