「私の1棟目」と題し、先輩大家の「物件購入」初体験について聞くインタビュー企画。今回は、これまでに総額20億円近くを投じて18棟を購入し、現在も首都圏で6棟119室を所有する内本智子さんに、初めての区分マンションと一棟マンションの購入体験談を語ってもらった。

現在の家賃年収は1億円、税引き後キャッシュフロー(CF)は約3500万円。所有する物件のほとんどを自主管理している内本さんだが、初期の物件はサブリースだった。この経験がその後の投資手法にどのような影響を与えたのか。「女流メガ大家」の足跡をたどる。

 「脱サラ」目指し、ひたすら貯金

「会社員として40歳くらいまでは働いて、その後は好きなことをしよう」

社会人になって間もない20代の時から、このような人生設計を立てていた。1990年代前半に就職した大手通信会社では、女性の管理職は当時ほとんどいなかった。「精一杯働いても、先が知れているのでは」―。定年まで会社に勤めることに疑問を抱くようになり、会社員のうちにその後の生活の基盤を作ることを目標にした。

具体的にやることは決まっていなかったが、「とにかくお金を貯めよう」と貯金に励んだ。会社の財形貯蓄制度を利用して、毎月の給料から天引き。「もともとお金は使わずに貯めるタイプでしたが、独身時代は実家暮らしが長く、仕事中心で残業も多かったので、給料の7割くらいは貯金に回せました。3年間で1000万円くらいのペースで貯まっていましたね」と倹約ぶりを振り返る。

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