PHOTO:tommy/PIXTA

フジメディアホールディングス(以下、フジMHD)は11月4日、2022年3月期の純利益が、前期比2.2倍の218億円になる見通しだと発表しました。従来予想の174億円(前期比72%増)から上方修正しています。

フジMHDは、ご存知の通りフジテレビジョン(以下、フジテレビ)を傘下に収める企業です。コロナ禍で広告出稿の減少に見舞われ、感染対策で番組制作にも苦労してきたテレビ業界ですが、新規感染者数の減少に伴い、業績改善の傾向がみられるようになってきたようです。

一方でフジMHDは、フジテレビで希望退職者を募集すると発表しました。勤続年数10年以上で2022年3月31日時点で満50歳以上になる社員が対象となっています。募集人数については公表されていません。高給取りの代名詞だったフジテレビにいま、何が起きているのでしょうか。

今回は、フジMHDの2022年3月期中間決算について確認していきます。一時は隆盛を誇った業界・企業が、本業が傾いても不動産事業で収益を上げて生き残っている事例が日本には多々あります。フジMHDも生き残り策として、その方法を踏襲しているようです。

フジMHDは「何の会社」なのか

まずはフジMHDの2022年3月期第2四半期(2021年4~9月期)決算の概要を確認しましょう。以下は、決算概要数値です。

赤枠内が、当期の売上げと利益です。売上高こそ減収となっていますが、利益は急増しています。コロナの新規感染者数が減少している中、広告も回復が予想されることから、業績が強含みであることは間違いないでしょう。来年3月までコロナ新規感染者数の増加が抑え込まれていれば、さらなる業績向上も視野に入ります。

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