※楽待チャンネル上で公開されている「ぼくのブツブツ物件見学記(3話)」を小説化したものです。物語形式で不動産投資を学ぶ内容になっています。

落花生(ピーナッツ)だ。どこからどうみても落花生の形をしたモニュメントが目に飛び込んでくる。

―ここは千葉県八街(やちまた)市。駅前に「日本一の落花生の郷」と書かれた看板もある通り、どうやら落花生が名産らしい。八街駅を出てすぐに、落花生をかたどったモニュメントが設置されているのがその証だろう。

そういえば、この前「柿の種」に入っている柿の種とピーナッツの数をそれぞれ数えたら、柿の種7個に対してピーナッツ1個を食べればどちらかを極端に余らせることなく、均等に食べられることがわかったんだよな。まあ、だからどうだって話だが…。

俺が今日ここにいるのは、例によって仕事のためだ。不動産会社「2ndエモーション」で働く俺は、売りに出された物件の「マイソク」を作るのが仕事。今日も売り主から依頼された物件を訪れ、写真を撮り、所在地や間取り、利回りなんかの情報をまとめて1枚の資料にするためにここにいる。

だが、実は不動産投資家を夢見る俺にとっては、もう1つの目的もある。売り物件を見学し、その収支を試算し、「俺が不動産投資家だったら買うか、買わないか」の妄想を繰り広げるのだ。

さて、今日の物件は、果たして―。

事前にちょっと調べたところによると、八街は、成田空港や付近の工場に勤める人の賃貸需要が多い街らしい。

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