keikyoto / PIXTA(ピクスタ)

不動産投資専門のQ&Aサービス「楽待相談室」には、不動産投資に関する質問・相談、そして回答が日々寄せられています。本記事では、実際に投稿された質問の一部をご紹介していきます。 ぜひ参考にしていただき、ご自身の疑問・質問も投稿してみてください!

Q.築34年アパートの建て替えを検討中!入居者に立ち退いてもらうことはできる?

義理の父が所有する築34年のアパートについてお知恵をお借りしたいです。

(1)義理の父は認知症で入院中。88才。
(2)相続税対策の建て替えを検討中
(3)間取りは1DKの6部屋
(4)6部屋中5部屋は8月までに退去済み
(5)残る1部屋の入居者は生活保護者の73才男性
(6)その男性には親族なし
(7)2021年の3月から8月までを退去期間としたが12月30日現在、退去していない。
(8)担当の不動産業者が、近くにある同程度の物件を30件以上紹介したが、あらゆる理由を付けて全て拒否
(9)11月以降は不動産業者が訪問しても居留守、または玄関から出てきたところに声をかけても完全無視。面識のある義理の母が母をかけても無視でした。

義理の母も85才ということもあり、事務的なことは妻が区役所に出向いて相談していますが、手詰まりな感じです。

この入居者に退去してもらうにはどのようにすれば良いでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。

質問を投稿すると先輩大家や専門家からの回答が続々と! 果たしてどんなアドバイスが寄せられたのでしょうか…。

 

こんにちは。私自身ではなく、祖母のアパートの建て替え時に経験した事と、大家の会などで習ったことを交えてコメントします。

まずは「退去してもらう」→ 大家都合の「立ち退き」となります。

>(7)2021年の3月から8月までを退去期間としたが12月30日現在、退去していない。
賃借人は借地借家法で保護されています。そのため、大家側が退去期間を設定し、退去を強制することは出来ません。建物の老朽化は、大家側の都合で立ち退きを迫る「正当な事由」に該当しません。この場合、相手の合意があって、初めて実現できるのが「立ち退き」です。

>8)担当の不動産業者が、近くにある同程度の物件を30件以上紹介したが、あらゆる理由を付けて全て拒否
立ち退き交渉スタート時の微妙な意識の違いで、感情的なシコリが残ったかもしれませんね。

一般的な立ち退き料は家賃の6ヶ月分です。実際は家賃の1~3ヶ月分で、立ち退き交渉が成立する事もあるようです。自治体にもよると思いますが、札幌市の場合だと生保の方の引越し費用も市から支給される場合が多いようです。

生活保護の方の場合、ケースワーカーに相談するのも1つの手です。一旦拗れた関係の修復は、時間が掛かるかもしれませんが、私なら、第三者としてケースワーカーを通じて、次の手順で交渉を再開します。

①大家側が勝手に期限を切ったことをお詫びする
②誠意を持って立ち退きの交渉をしたいと告げる
③法律に則り、賃借人の権利を認める事を伝える。
④立ち退き料、転居先、時期の交渉を行う

経験的に言うと、こういう方はお金では動きません。初手で躓いたのは痛いですが、相手の身になってある程度相手に寄り添う姿勢を見せながら、心を溶かしていくほか無いかなと思います。

他6名のアドバイスはこちらから!

皆さまからの相談や回答が、他の不動産投資家のお悩み解決にもつながります。1人でも多くの方にご利用いただけるよう、これからも「楽待相談室」のサービス向上に努めてまいります。

不動産投資に関するお悩みの相談は
楽待相談室」へ!