
キムラタン公式サイトより
2022年のバレンタインデーに、アパレル企業「キムラタン」が事業構造改革とM&Aを発表しました。
その内容は衝撃的で、本業であるアパレルのリアル店舗販売をほぼ廃業、さらには「ギガ大家」として知られる投資家・木下孝之(たかゆき)氏が代表を務める「和泉商事」を買収するというのです。キムラタンは「不動産賃貸事業を第2の柱にする」と宣言しており、まさに業態転換と言っても過言ではありません。
今回はこのキムラタンの一連の事業構造改革について皆さんと見ていきながら、公表されていない買収額も予想してみたいと思います。不動産賃貸業を買収するということはどのようなことなのか、業績不振企業の生き残り策はどのようなものなのか、そして不動産賃貸企業の出口戦略などについて学ぶ良い教材になると思います。
この連載について
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ブロガー、(自称)銀行評論家。現役銀行員であり、法人営業および人事業務に主に携わる。不動産証券化協会認定マスター取得および宅地建物取引試験合格。2017年よりブログ「銀行員のための教科書」を立ち上げ、銀行員のみならず一般の読者に金融関係の記事を発信中。
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