中国人投資家に物件購入についてアドバイスをする不動産会社の担当者(編集部撮影)

「中国人投資家と買い付けで競合になった」

「買主が中国人投資家だった」

最近、このような話をよく聞くという人もいるのではないだろうか。

実際、日本の不動産を買っているのは日本人だけではない。不動産サービス大手CBREの調査によれば、2021年の日本における不動産投資額のうち、約3割を海外投資家が占める。また「J-REIT」は、全体の売買代金の約7割が海外投資家によるものだ。

そうした中、日本の不動産に特に熱い視線を送るのは、やはり隣国・中国の投資家だろう。

中国人投資家と言えば、以前は富裕層によるリゾート地の「爆買い」などが話題となった。しかし、現在はその様相は変わりつつあるようだ。日本への移住を望む人による実需買いや、日本に長く住む在日中国人が、日本のサラリーマン投資家と同様、区分マンションや中古アパートといった小規模な物件を買うケースも増えているという。

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