この企画では、ある大家が所有する1つの物件に着目し、その物件の購入から現在に至るまでの詳細な収支を確認していく。どれほどの家賃が得られ、修繕にはいくらかかったのかなど、数字の詳細を見ていくことで、賃貸経営の流れを学ぶことができる。

今回話を聞いたのは、投資歴9年、4棟28室、区分3戸を所有するゆうきちさん。総投資額は3億2000万円だ。

紹介してもらうのは、2015年にはじめての一棟もの物件として購入した神奈川県西部の木造テラスハウス。3000万円で購入しており、購入時の表面利回りは12.2%だ。

今回の物件、ゆうきちさんは相場よりも安く購入し、6年後には売却して売却益も得ている。築浅のため保有期間中に大きな出費もなく、ある意味「成功事例」だと言えよう。

以降では、この物件の6年間の具体的な収支について、さまざまな資料を見ながら詳しく確認していく。不動産投資の一例として参考にしてもらいたい。

取材協力:ゆうきちさん

収支のチェック

※画像はイメージです

まずは今回取り上げる物件の基本情報を確認しておこう。物件の所在地は神奈川県西部。県内でも人口が少ない郊外に位置する市だ。購入時築9年で、購入価格は3000万円、購入時点での利回りは12.2%だった。6年間保有した後、2021年に3990万円で売却している。

今回は、この物件の6年分の収支をまるごと1枚の表にまとめた。この表を見ることで、家賃収入に対して毎年どのようなコストがかかり、どの程度の手残りが得られるのかが分かる。以降では、この収支表を見ながら、それぞれの項目を詳しくチェックしていきたい。

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