経験豊富な投資家は、どのような基準で物件を選び、内見し、購入しているのだろうか。この企画では、投資家が所有する物件を実際に見学しながら、購入に至った経緯や、購入時に現地でどのような個所をチェックしたのかなどについて解説してもらう。

今回話を聞いたのは「地方高利回り絶対主義大家」こと中島亮さん。利回り15%以上の地方高利回り物件を中心に、現在38棟324室を保有している。見せてもらったのは、5400万円の中古一棟アパート(軽量鉄骨造、3棟)、900万円の中古一棟アパート(木造)の2つだ。

このうちの1つは、売り出し価格7500万円のところ、約2000万円の指値に成功した物件だ。当時は室内がボロボロの状態で、「満室にできない」と言われたほどだった。購入から4年経った今、はたして状況はどうなっているのだろうか?

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物件1:群馬県館林市の軽量鉄骨アパート

中島さんが2018年に購入したこちらの中古一棟アパート。売値7500万円のところ、2100万円の指値を成功させ、5400万円で購入している。実際の指値の様子(再現)や、仲介した不動産会社へのインタビューはこちらの動画で紹介している。

当時は、天井が抜け落ちているなど室内の状態が悪く、「満室にならない」との意見もあったほど。購入から4年経ち、現在の収支状況はどのようになっているのだろうか。

購入前の物件見学時の様子。天井が抜け落ちており、ボロボロの状態だ

まずはこの物件の概要を確認し、中島さんがなぜこの物件を購入したのか見ていこう。

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