物件購入を検討する際、多くの投資家は「物件資料」の確認から購入判断を進めていくだろう。一方、資料に書かれた情報をどう判断すればよいのか分からず、悩んでしまう場合もある。

この連載では、各回1人の不動産投資家に物件資料を見てもらい、物件資料チェックの仕方を話してもらう。基準や判断の方法は人によってさまざまだが、参考の1つとしてほしい。

今回扱うのは以下の3物件だ。いずれも北海道の1棟物件で、販売価格は3580万~1億4200万円と幅広い。

今回はこれらの資料を、北海道で活躍する「北国の大家」さんにチェックしてもらった。サラリーマン大家として22年、専業大家として2年半のキャリアを持つ北国の大家さんは、北海道で8棟70室を運営中。総投資額5億円で純資産は1億円、家賃年収は4000万円を達成している。実践大家コラムニストや楽待相談室の公式回答者としても、自身の経験を発信してきた。

北海道での投資を考える投資家にとって、「雪」への備え方は重要なポイントだ。「最近ようやく雪対策のノウハウができあがってきた」と語る北国の大家さんは、どのような視点で物件をチェックしているのだろうか。

※動画でご覧になりたい方はこちら

■物件1:滝川市の2棟一括売木造アパート

■物件2:苫小牧市三光町の2棟一括売アパート

■物件3:札幌市の新築RCマンション

これらの資料を、読者の皆さんはどのように判断するだろうか。自分なりの分析を行った後、先輩大家さんの視点を参考に「答え合わせ」をしてみてほしい。

雪を制する「3つのポイント」

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