経験豊富な投資家は、どのような基準で物件を選び、内見し、購入しているのだろうか。この企画では、投資家が所有する物件を実際に見学しながら、購入に至った経緯や、購入時に現地でどのような箇所をチェックしたのかなどについて解説してもらう。
今回話を聞いたのは、関西を拠点に10棟170室を保有し、これまで200軒ほどの戸建を再生させてきた「川村ふぁる」さん。不動産投資歴は14年で、総投資額は約13億円(現保有約9.7億円)だ。
見せてもらったのは、兵庫県小野市にある85万円の戸建。購入の決め手や、リフォームでお金をかける箇所について詳しく解説してもらった。
物件の購入理由は?
川村さんが2022年9月に購入したこちらの戸建。敷地が150平米と広く、物件の東側には大きな倉庫もある。管理会社からの紹介で85万円で購入し、これからリフォームを行う予定だ。築年数が古いこともあり、雨漏りなどの不具合も多数あるそうだが、どのようにリフォームを行う予定なのだろうか。
まずはこの物件の概要を確認し、川村さんがなぜこの物件を購入したのか見ていこう。
【物件概要】
所在地:兵庫県小野市(市街化調整区域)
構造:木造
築年数:48年
購入時期:2022年9月
購入価格:85万円
平米数:150平米
駐車場:3~4台
川村さんによると、この物件の評価ポイントは大きく3つあるという。
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全8話
金融機関の融資姿勢や物件価格の高騰などを背景に、購入価格が安く手が届きやすい「戸建投資」に注目が集まっている。だが、「戸建投資」にリスクやデメリットはないのだろうか。この先、どのように戸建投資で生き残るためにどうすればよいのだろうか。楽待がこれまで蓄積してきたデータや、複数の戸建投資家たちの戦略など、あらゆる角度から「戸建投資」を徹底的に特集する。
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