元国土交通省のキャリア官僚という肩書きを持つ不動産投資家、その名も「元官僚の大家さん」。入省4年目の25歳で1棟目を購入した後、転職を経て順調に物件を買い続け、2018年にはFIREを実現、2023年1月時点で8棟70室を保有している。年間家賃収入は4300万円、年間の税引前キャッシュフローは約1200万円だ。現在36歳。

「元官僚」という肩書きだけでなく、家族でインドに移住したり、地元で大家向けのリフォーム事業を始めたりするなど、ユニークな経歴を持つ。そんな元官僚の大家さんが、安定した官僚を辞めてまで不動産投資家の道へ進もうと思ったのは、一体なぜなのか。現在に至るまでの紆余曲折を語ってもらった。

「働かずにお金持ち」が子どもの頃からの夢

元官僚大家さんが不動産投資に興味を持ち、「自分は大家として生きる」と決めたのは、中学2年生の時のこと。きっかけは、多くの不動産投資家に影響を与えてきた『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだことだった。

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