
PHOTO: orangeMoon/PIXTA
不動産投資家が当事者となる事件が発生したもようだ。
報道によると、新型コロナウイルスの検査無料化事業をめぐり、補助金約174万円をだまし取ったとして、会社役員の男ら2人が逮捕された。逮捕されたのは、石川県能美市の会社役員、河上伸之輔容疑者と富山市の会社役員、西昭洋容疑者。
このうち、河上容疑者は不動産投資家として著名な人物で、オンラインサロンの運営や、不動産投資に関する書籍も出版していた。

河上容疑者のものとみられるHP
複数の報道によれば、河上容疑者は、自身が所有する金沢市のビルに、新型コロナウイルスの無料検査所をオープン。ここで検査した分は県の補助金の対象となるが、容疑者らは別の場所で実施していた検査分をこの検査所で実施したと虚偽の申請を行ったという。結果、約174万円の補助金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕された。
◇
不動産投資家の所有する物件が、事件の舞台となることは往々にして起こる。不動産投資家自身に、「甘い話」が持ちかけられるケースもあるだろう。だが、こうした不正はいつかさまざまな形で暴かれるものだ。
不動産投資家、物件のオーナーとして、法律などに改めて敏感になり、正しく賃貸事業を行っていきたい。
(楽待新聞編集部)
プロフィール画像を登録