「最も客付けに強いのはマンションでもアパートでもなく、戸建て」。
そう語るのは、大阪エリアを中心に、戸建て26戸を現金買いで保有する「かーと」さんだ。20年あまり戸建て一筋で物件を買い続けており、現在の年間家賃収入は2200万円に上る。すべて自主管理で、入居率は100%だ。以前楽待新聞で行った「築古戸建てコンテスト」では、築45年の戸建てを丁寧にリフォームし、600人以上の投票の末見事優勝に輝いた。
「20年間戸建て一筋」の投資家は現在、どのような基準で物件を購入するのだろうか。購入基準や検索のコツ、購入を避けたい物件の特徴、内見時のポイントなど、20年で培ったノウハウをたっぷり解説する。
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購入基準の2倍の価格で検索? 物件探しのポイントは
20年間、大阪エリアの戸建てに投資を続けるかーとさん。大家業を始める前から現在まで、管理会社や賃貸仲介会社といった不動産関連会社で働いており、自らを「根っからの賃貸屋」と表した。豊富な知識を生かしながら、「お客さんが住む商品として家を提供する」を信条として物件を運営し続けている。今回は、そんなかーとさんが「商品」として自信を持てる物件を作るために意識しているポイントを聞いた。
かーとさんの投資方針は、「物件をきちんとリフォームし、高めの家賃で貸し出す」というものだ。 その狙いは、
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全7話
不動産投資家が購入する物件を検討するとき、ほとんどの場合、最初に確認するのが「物件概要書」や「レントロール」だ。これらの情報をもとにシミュレーションを行ったり、内見に行くかどうか判断したりする投資家は多いだろう。一方で、そこに書かれた情報をどのように判断してよいのかわからず悩む人も多い。この連載では、各回1人の不動産投資家に実際に物件資料を見てもらい、その物件をどう判断するのか、物件資料チェックの仕方を確認していく。
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脱・利回り星人、戸建て一筋20年の大家が語る「堅実戸建投資」
2023.1.11
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