
PHOTO : うぃき / PIXTA
「不動産投資では、出口まで考えて物件を買うべき」というアドバイスをよく聞く。しかし、購入時に出口をイメージできない、出口戦略の立て方が分からない、という人もいるだろう。
そこで本企画では、ある大家が実際に迎えた「出口」の事例を紹介していく。購入時にどのような戦略を描き、どのような出口を迎えたのかを詳しく聞いていく。
今回は、熊本県在住の不動産投資家・宮田茂さん。宮田さんは2022年9月、5年間保有した築古の一棟RCマンションを売却した。購入価格は1000万円、ボロボロの状態から手をかけて再生した結果、買値以上の価格で売ることができたという。宮田さんはどのような出口戦略で物件を運営し、どれだけの利益を得たのか。
投資初期の中古物件、再投資を見据えた戦略で
―まずは物件の概要を教えてください
熊本県の築古RCマンションです。周辺は生活に必要な施設やお店が揃った便利なエリアでしたが、共用部や外観はかなり荒れた状態でした。入居状態も悪く倉庫は全空、居室も9室中4室しか埋まっていませんでした。しかもその4室のうち2室は、家賃滞納中でした。
売却に当たっては 「次の人が買いやすいように物件を再生して売却」することを重視していました。
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「不動産投資では、出口まで考えて物件を買うべき」というアドバイスをよく聞く。しかし、購入時に出口をイメージできない、出口戦略の立て方が分からない、という人もいるだろう。そこで本企画では、ある大家が実際に迎えた「出口」の事例をご紹介。購入時にどのような戦略を描き、どのような出口を迎えたのかを詳しくインタビューする。
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