この企画では、投資家たちの多種多様なリフォーム事例を紹介していく。投資家の協力のもと、かけた費用や使った材料、工期などもなるべく詳細に公開してもらう。
今回は、築50年超で過去に一度もリフォームされていなかった団地の区分を150万円で購入し、約100万円かけてフルリフォームした不動産投資歴2年の「濱英貴(はま・ひでき)」さんの事例を取り上げる。
不動産投資家によるリフォームは、一般的に費用対効果を考えて必要な箇所だけにとどめるケースが多いかもしれない。空室期間を短くして早く家賃収入を得るために、工事を外注する場合もあるだろう。
だが今回の事例は、サラリーマン投資家が土日のみを使って約1年かけてDIYリフォームした、やや特殊な事例だ。濱さんは、1年間に見込める家賃収入と、DIYで節約できる工事費用を比べた結果、時間がかかってもDIYの方が良いと判断したそうだ。
150万円で買った区分、DIYでどう変わった?
濱さんは2021年6月、団地の区分を150万円で購入し、DIYでリフォームをスタート。3DKから1LDKに間取り変更したほか、台所や浴室などの設備も新調するフルリフォームを実施した。かかった費用は材料費など約100万円。昔ながらの団地はどのように生まれ変わったのだろうか―。

玄関から見た廊下のビフォア・アフター
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