「FIRE」を達成するために不動産投資を始める人が最近は増えている。とはいえ、どこまで投資規模を拡大すればFIREできるのか、どのような準備が必要なのか。また、FIRE後の生活がどうなるのかを具体的に考えることは難しい。
そこで本連載では、不動産投資でFIREを達成した大家さんに、退職前後の不動産投資状況や、事前に準備しておく必要があったことなど、当時を振り返ってもらう。FIREを目指す人にはぜひ参考にしてほしい。
今回話を聞いたのは、愛知県の一棟RC物件を中心に12棟195室を所有する安藤新之助さん。当時勤めていた大手ハウスメーカーを早期退職し、不動産投資歴7年でFIREを達成した。
セミリタイアを夢見て、休日返上で不動産投資に取り組んだという安藤さんだが、兼業大家時代には過労で倒れることもあったという。安藤さんがFIREに至るまでの軌跡を辿った。

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全2話
経済的自由、早期リタイア、いわゆる「FIRE」を達成するために不動産投資を始める人が最近は増えている。物件を地道に買い増し、いつかは何にも縛られずに豊かな生活を送りたいと望む人は多いだろう。しかし、一体どれくらいの投資規模になれば、本業を辞めても生計を立てていくことができるのか。生活水準は人それぞれであるから、一概に基準を定めることも難しい。
本連載では、不動産投資でFIREを達成した大家さんに、退職前後の不動産投資状況や、事前に準備しておく必要があったことなど、当時を振り返ってもらう。FIREを目指す人にはぜひ参考にしてほしい。
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年収300万からFIRE達成、実結んだ金融機関への「気配り」
2023.2.11
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<プロフィール>
安藤 新之助さん
(FIRE時の状況)
退職日:2015年12月(42歳)
不動産投資歴:7年
保有物件数:一棟物件8棟
年間家賃収入:約1億500万円
税引き後CF:約3000万円
本業年収:約500万円