「FIRE」を達成するために不動産投資を始める人が最近は増えている。とはいえ、どこまで投資規模を拡大すればFIREできるのか、どのような準備が必要なのか。また、FIRE後の生活がどうなるのかを具体的に考えることは難しい。

そこで本連載では、不動産投資でFIREを達成した大家さんに、退職前後の不動産投資状況や、事前に準備しておく必要があったことなど、当時を振り返ってもらう。FIREを目指す人にはぜひ参考にしてほしい。

今回話を聞いたのは、愛知県の一棟RC物件を中心に12棟195室を所有する安藤新之助さん。当時勤めていた大手ハウスメーカーを早期退職し、不動産投資歴7年でFIREを達成した。

セミリタイアを夢見て、休日返上で不動産投資に取り組んだという安藤さんだが、兼業大家時代には過労で倒れることもあったという。安藤さんがFIREに至るまでの軌跡を辿った。

 <プロフィール>
 安藤 新之助さん

 (FIRE時の状況)
 退職日:2015年12月(42歳)
 不動産投資歴:7年
 保有物件数:一棟物件8棟
 年間家賃収入:約1億500万円
 税引き後CF:約3000万円
 本業年収:約500万円

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