この企画では、投資家たちの多種多様なリフォーム事例を紹介していく。投資家の協力のもと、かけた費用や使った材料、工期などもなるべく詳細に公開してもらう。

今回は、3年ほど全室空き家の状態で放置された、全空物件の再生に取り組んだ事例を紹介する。物件を購入したのは、実践大家コラムニストの「築古大家のコージー」さん。6100万円で購入した木造アパートを、約720万円かけて再生した。

これまで築古物件を工務店と協力して再生してきた経験を生かして、この物件でも業者委託とDIYをうまく組み合わせて修繕を行ったという。では、実際にどのような修繕を実施したのか、詳しく見ていこう。

全空×レオパレス物件、どう変わった?

コージーさんは2014年10月にこの物件を購入し、一部をDIYしてリフォームを進めた。当時築25年だったため、外壁塗装の他、居室内の設備も交換。全20部屋の修繕を工務店と協力しながら実施した。また、レオパレスが施工した物件ならではのリフォームがしにくいポイントもあったという。

かかった費用は総額720万円。全空で荒れ果てていた物件はどのように生まれ変わったのだろうか―。

購入時の物件外観。全空のため、不法侵入や不法投棄を防ぐためにバリケードを設置


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