マンションを建て、賃貸経営を始める夢が打ち砕かれてしまった夫婦がいる。

大阪府在住の横川さん夫婦(仮名、30代)。2人は大阪府内にマンションを新築したが、建設会社とトラブルになり、完成目前で工事がストップ。現在に至るまで3年以上、入居者を募集できないままだ。建物が完成していれば、年間1400万円の家賃収入が得られるはずだった。

さらに今回のトラブルの背景には、横川さん夫婦に建設会社を紹介した「不動産コンサルタント」の存在も。夫婦は「法律や建築の知識もないまま、コンサルの言うことを鵜呑みにしてしまった。当時の自分たちを殴ってやりたい」と後悔を口にする。

この夫婦に、いったい何が起きたのか。現地を取材し、2人に詳しい事情を聞いた。

完成予定日から4年…「未完成」の新築マンション

「大家を目指していた私たち夫婦にとって、このマンションが1棟目の運営物件となる予定でした。まさか、こんなことになってしまうとは思っていませんでした。今から思えば、新築を建てるための知識が不足していたことが大失敗の原因です。勉強不足のまま、多額のお金を投資に回してしまったことをとても後悔しています」

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