投資用不動産の融資事例を金融機関別に紹介するこの企画。今回は、政府系金融機関「日本政策金融公庫」(以下、公庫)の融資動向について見ていきたい。
公庫は、民間金融機関の取り組みを補完する役目をもち、中小企業や地域経済の発展を支援するための融資を行っている。不動産賃貸業に対する融資制度では、「創業支援資金」や「女性起業家支援資金」などを活用することができる。
「手元資金の乏しい投資初期に公庫で融資を借りて、物件を購入できた」という投資家も少なくない。最初にどの金融機関に融資の相談をすればいいか悩んでいる人にとって、公庫の融資に関する情報を知っておくことは大きなアドバンテージになるだろう。
そこで今回は、公庫から2022年4月~2023年3月までに融資を受けた人を対象にアンケートを実施した。回答内容をもとに、物件所在地や融資条件などを記載した「融資事例一覧」の一部を公開しているので、今後の融資戦略の参考にしてほしい。
※アンケート結果のダウンロード期間は終了いたしました。
融資を受けた投資家はどんな人?
今回行った融資アンケートでは、北海道から九州まで物件購入資金として公庫から融資を受けたさまざまな事例が集まった。以降は、アンケート結果をもとに投資家の属性や融資の傾向を掴んでいきたい。
この連載について
バックナンバーを見る
全12話
半期に1度、不動産投資家に融資に関するアンケートを実施し、その結果を調査・分析する連載企画。「いま、融資が下りる金融機関」「融資が下りた投資家の属性、物件の傾向」など、金融機関の最新動向がわかります。
-
12
【2022年下期版】いま融資がおりる金融機関、100行280事例を大公開
2023.6.18
11
【2022年版】「日本政策金融公庫」融資事例を大公開、いま融資が下りる投資家は
2023.4.2
PR
プロフィール画像を登録