
PHOTO:sky&sun / PIXTA
出口戦略の1つとしてよく言われるのが、更地にして新築に建て替えるという方法だ。築古物件を購入した投資家であれば、選択肢として検討している人もいるだろう。しかし、実際に建て替えに取り組んだ事例を聞く機会は少ない。
そこで、今回は保有物件の建て替え工事に取り組んでいる投資家の事例を紹介する。話を聞いたのは、年間家賃収入約4500万円で都内に在住する小松誠吾さん(仮名)だ。
度重なるトラブルから建て替えを決意するも、入居者の契約対応やアスベスト問題など、さまざまな困難が待ち受けていたという。小松さんに聞いたマンション建て替えのリアルな事例を、今後の不動産投資の参考にしてほしい。
建て替えで1000万円の増収見込み
今回建て替え工事を行うのは、地下鉄駅から徒歩数分の東京都港区にある物件だ。築年数は41年経過しているものの、「賃貸需要は非常に強く、これまで退去になっても2カ月以上空室になることはありませんでした」と話す。
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