不動産投資に失敗はつきものだ。しかし、先輩大家さんの失敗経験を知っておくことで防げる失敗もあるかもしれない。この企画では、先輩大家さんが経験した「不動産投資における失敗事例」についてインタビュー。失敗の背景や、反省点を深掘りする。
今回話を聞いたのは、東京都内にマンション3棟を保有する白井恭介さん(仮名)。年間家賃収入はおよそ5000万円だ。白井さん一家は代々、地方都市で広く大家業を営んできた。白井さん自身が本格的に不動産投資に関わり出したのは10年ほど前からだが、幼い頃から不動産が身近な環境で育ったという。
白井さんは数年前、東京に初めてマンションを新築した。強気の家賃を設定したものの、客付けに大苦戦。賃料の大幅引き下げを余儀なくされ、最終的な利回りが想定より1%以上下がってしまったという。新築物件は客付けに強いイメージを持つ投資家も多いと考えられるが、白井さんは「『新築プレミア』なんてない」と言う。いったい何があったのか、詳しく話を聞いた。
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