「ぶっ殺してやる。1回殺しただけじゃすまない」―。
物件を購入した不動産業者の営業マンとトラブルになり、このように恫喝されたのは、栃木県で賃貸経営をするカワノさん(仮名)だ。
楽待新聞は2021年、カワノさんからの情報提供を受けて取材を開始。カワノさんが営業マンに恫喝された実際の電話音声を含む動画と記事を同年9月に公開し、大きな反響があった。
2020年に取引のあった不動産営業マンから総額6000万円のアパート新築計画を提案されたカワノさん。最初に頭金として500万円支払ったが、その後営業マンから「追加で1000万円を払わなければ、計画は白紙になり500万円は返せない」と言われた。
カワノさんはなんとか1000万円をかき集めて支払ったが、結局融資がおりずに計画は白紙に。カワノさんが1500万円の返還を求めたところ、営業マンの態度が豹変し「ぶっ殺してやる」と恫喝された。カワノさんは警察に被害届けを出すとともに、返還を求めて民事裁判を起こした。
あれからまもなく2年。その後、カワノさんはどうしているのだろうか?
民事裁判の行方や、恫喝した営業マンと業者のその後は―。追跡調査のため、取材班は再び栃木県へ向かった。
民事裁判で勝訴も、1500万円は未返金
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