不動産オーナーたちはいくらくらいかけて、どのようなリフォームを行っているのだろうか?

この企画では、投資家たちのリフォーム事例を紹介していく。かけた費用や使った材料、工期なども詳細に公開してもらう。それぞれの事例を比較して、自身がリフォームをする際の参考にしてほしい。

今回は、投資歴7年の「元地方銀行員大家」さんによる、相場よりも1万円高い家賃での入居付けを叶えた空き家リフォームについて取り上げる。

地方の築古戸建て20戸を所有し、DIYによるリフォームで平均実質利回り30%以上、かつ無借金経営を行う元地方銀行員大家さん。どのようなリフォームを行っているのか、その内容を深掘りしていこう。

1万円の家賃アップを叶えたリフォームの全貌

元地方銀行員大家さんの物件は、岐阜県岐阜市に所在する築37年の木造戸建て。のどかな風景の中にぽつんと建つ家だったが、車を2台並列で停める駐車場を作れそうなスペースに惹かれて購入に至ったという。

古い内装を現代の新築物件にも引けを取らない水準にし、家賃を相場よりも上げたうえでの入居付けを目指して行った「全室リフォーム」。結果、家賃4万5000~5万円が相場のエリアで6万2000円と、1万円以上の家賃アップを叶えた元地方銀行員大家さん。間取り変更を中心としたリフォームの内容について、詳しく紹介していく。

【物件概要】
・所在地  岐阜県岐阜市
・築年数  築37年
・物件種別 戸建て(木造2階建て)
・購入金額 約220万円
・賃料   6万2000円(賃貸中)
・購入時期 2022年末

【リフォーム概要】
・目的:空き家物件の入居促進・家賃アップ
・内容:間取り変更を中心に、全室の内装リフォーム
・リフォーム後の利回り:31%(リフォーム費用を含む)

リフォームの工期は3カ月ほどだという。家賃アップに効果を発揮した全室リフォームには、いったい総額いくらかかったのだろうか?

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