皆様こんにちは。
暖冬だと言われた今年の冬も終わりを告げ、ようやく暖かな春を迎えることができました。
景気の方はといいますとなかなか回復の兆しが見えない雰囲気ですが、ヤマ場になるであろう2009年をなんとか乗り切って行って欲しいものです。
良い物件を手に入れるのはまさに今からが絶好のチャンスになると考えております。
そのチャンスを取り逃さないよう知識とマインドの準備を整えておく必要があります。
コラムの執筆を始めて約半年・・・
とうとう今回が最終回となってしまいました。
慣れない執筆ながら一生懸命に書いてきました。
そんな私にお付き合い頂いた方々に心より感謝申し上げます。
飛びかう札束 銀行決済
しかし決済完了するまで油断はできません。
予定より30分早く銀行に入り、連帯保証人になる家内も同席し、銀行の融資担当者より融資に関する説明を受けて署名捺印の準備を行います。
そして何枚もある融資契約書にサインを交わし最後に捺印。
それも家内と幼い子供二人の目の前です。
とても身の引き締まる思いでした。
なんといっても住宅ローンの5倍の債務を負うわけですから平常心でいられるわけありません。
「もう完全に後戻りはできないな・・・」
心の中でつぶやきました。
そして、一息つく間もなく不動産業者と売主側の債権者がぞくぞくと訪れ、一室のテーブルは十数人の人で埋まりました。
子供と家内は帰しましたので私一人ぼっち・・・
唯一の味方は私側の不動産業者のみでした。
そして司法書士の先生が中心となり決済を進め、金種別に預金の払い戻し手続きを進めるなか、通帳にふと目を落とすと9桁11000万の残高に・・・
その数分後に行員より金種別に札束の山が目の前にドンとつまれました。
さすがに一千万単位の札束を目にした私は緊張もピークに達して手に汗がいっぱいになりました。
しかもその札束を自分の手で債権者に渡すよう指示され、今まで持ったことのない札束を慣れない手つきで配り、両手で持ちきれず落としそうになりました。
一般の方なら数百万単位、一千万単位のお金を手にすることはめったにないのではないでしょうか。
この時の私は緊張とあせりでほとんど平常心ではなく、機械的に作業を行い、まるで操作されるがままのロボットのような感じでした。
そんな緊張の頂点で唯一の励ましになったのは、
「不動産投資家はみんなこの場面を乗り越えているんだ・・・」
この言葉だけを暗示のように思い浮かべなんとか決済を終えることができました。
この連載について
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7
帰ってきた素人サラリーマン 1棟目購入のその後
2010.1.29
6
晴れて投資家の仲間入り!1億1棟マンションオーナー
2009.4.13
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