はじめに

楽待コラムで連載をさせていただいている物件チェックも回を重ね、一棟マンション、木造アパート、区分、戸建てなど、一通りの物件種別について説明させていただきました。

今回は、おそらく最も多くの方が現実的に購入対象とするであろうという、東京近郊の一棟マンション。
築20年前後の物件
の中からピックアップをさせていただきました。

東京近郊というところがポイントでして、そこそこ場所は良いけれども都区内ではありません。
都区内の一棟マンションで、土地権利が所有権である物件は、利回りが高くても8%前後にしかなりません。
購入金額のほとんどを借入に頼ろうとすると、最低でもネットで9%は欲しいところですし、多くの方は物件検索の条件を「表面利回り10%」としています。

そうなると、東京なら都下、さいたま市以外の埼玉県、横浜市以外の神奈川県などが投資エリアとして狙われるようになってきます。
この傾向は、大阪や名古屋でもよく似ていますね。

一方、福岡や札幌などの地方都市になると、比較的中心部に近いところでも、借入をフル活用しても収支が取れる利回りの物件が見つかります。

関東近郊にお住まいの方は、距離の壁を越えて地方都市をターゲットにするのか、または上記のような都区内&県庁所在地以外のエリアで投資をするのかが、不動産投資における大きな選択となるのではないかと思います。
もちろん、ぼくは日本中どこにでも良い物件はあると思いますし、良い物件を購入できれば投資は成功すると信じています。

そんな中、今回は微妙なエリアの物件を選んでみました(笑)

所在地 埼玉県狭山市
表面利回り 12%
販売価格 約8,000万円
築年数 1987年(築24年)

※ログイン後のページでより詳しい物件情報をご覧いただけます。

埼玉県の狭山市というところで、地元の方には大変申し訳ないのですが、名前的にちょっと田舎な感じがします。
「~山」と付くからでしょうか。

ピックアップの理由はもちろん、表面利回りが12%超と高い点が目を引いたからです。