収益物件の「リアルな収支」を徹底解剖する本企画。
どれほどの家賃が得られ、修繕にはいくらかかり、最終的な手残りはいくらになるのか──。実在する物件で蓄積された、貴重なデータから学んでいく。
今回は、関西を中心にアパートや戸建など93室を所有する「築古大家のコージー」さんが、6棟目に購入した重量鉄骨造アパートを紹介する。価格は3250万円で、表面利回りは17%だった。
購入時は半空だったというこの物件。部屋面積が14.5平米と狭いこともあり、「入居付けにはかなり工夫が必要だった」と語る。
また、前のオーナーが外壁塗装などのメンテナンスをほとんど行っておらず、初期のリフォーム費は1000万円を超えたという。
さまざまな難のある物件だったようだが、購入後の収支はどのようになったのだろうか。以降では、5年間の記録を詳しく見ていこう。
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