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「今は物件の価格が上がっているから、絶好の売り時だ」
物件価格が高騰している今、そんな声を聞いたことがあるかもしれない。
しかし、今本当に売るべきなのか、より価格が上がるのを待った方が良いのか、判断に迷う投資家もいるだろう。
そこで今回は、直近で所有物件を売却した投資家、「サラリーマン大家のTAKA」さんに話を聞いた。売却は物件ごとの状況によって結果も変わるため決まった正解はないが、1つの事例として参考にしてみてほしい。
TAKAさんが売却したのは横浜市の築23年区分マンション。6年前に1750万円で購入したものだという。この物件を、果たしていくらで売却することができたのだろうか?
不動産会社から大量のハガキ…業者の買取意欲が強い?
「購入してから6年経っているので長期譲渡所得になりますし、そろそろ売ろうかなと。最近は物件価格が上がってきていますが、価格がこの辺りで天井に達しているかもしれない、という何となくの感覚もありました」
そんな思いから、横浜市に保有する物件の売却を思い立ったTAKAさん。最近では、不動産会社の「物件を買いたい」という意欲を強く感じる場面も多々あったという。

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「不動産会社から『物件を買い取らせてください』というハガキがたくさん届くんです。物件価格が上がっているというのもあって、売り物件がほしいという不動産会社が多いのかもしれませんね」
そんな状況を踏まえ、「少しでも高く売るなら今のうちかもしれない」と考えた。
<購入時の物件情報>
・種別:区分マンション(RC築17年、約25平米、1K)
・場所:神奈川県横浜市(最寄り駅から徒歩5分)
・購入時期:2017年7月
・購入価格:1750万円
・表面利回り:5.3%
・融資:1750万円、金利約1%、期間35年
・保有期間中のCF:0
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