みなさん、はじめまして。
不動産投資を始めて7年、石川貴康と申します。
今回から、試行錯誤の上学んできた私の物件選びの「肝」をお伝えしていきたいと思います。
最初に、普通に会社に勤めていた私が、なぜ不動産投資家になったのかから、自己紹介としてお話したいと思います。

私は長年外資系のコンサルティング会社に勤めていました。
そこそこ良いお給料をもらってはいましたが、24時間臨戦態勢で、時給に直したらきっとまったくペイしていなかったと思います。
あるとき、あるプロジェクトが暗礁に乗り上げ、その建て直しをしていて、私はとうとう過労で倒れてしまいました。倒れてしまえばもう終わりです。
プロジェクトからははずされ長期休暇となりました。
療養中思いました。結局体が資本です。
自分が倒れると収入が途絶えるという恐怖をこのときまざまざと思い知りました。
子供も生まれたばかりで守るべき家族がいました。
どんな高給も自分が働かなければ収入がゼロになることに気がついた私は、働いていようが、倒れていようが、一定の収入が得られる不動産投資を決意したのでした。
おりしもその年は、ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」が日本で刊行された年でした。
「働いていようが、倒れていようが、一定の収入を得る」
というのがこのときからの私の目標になりました。
私の投資実績
私の不動産投資は、ワンルーム投資から始まりました。都内、神奈川県にワンルームを買い、不動産投資のお金の流れ、管理の仕方、管理会社との交渉、募集、その他トラブル対応を学びました。経験を積んで、「不動産投資とはなんぞや」というあたりを学んだ私は、その後一棟買いを開始しました。
今ではワンルーム2部屋、アパート・マンション7棟、合計60室のオーナーになっています。一棟ものの物件は主に都内と北関東の茨城県にあります。さらに実家で相続対策に2棟12室のアパートも建てています。
よちよち歩きの不動産投資家になって7年、それなりの規模になり、それなりの収入を不動産から得ることができるようになりました。
ここまでになるにはかなりの試行錯誤と失敗があります。今のところうまく回っている棟もあれば、収益ぎりぎりの棟もあります。
まだまだ経済的な自由には到達できていませんが、コンサルタントという本業は大事にしつつ、毎年不動産を増やし、今後も増やしていく予定です。
経験的に言って、きちんと考え、検討して購入された投資用不動産は堅実な収入を生んでくれます。
しかも、きちんとした管理会社を選ぶことができれば、管理に携わる時間も少なくてすみます。実際私は、不動産管理のために毎月1時間も時間を使っていません。それでいて、本業を上回る収入を得ることができるのです。
しかし、そうしたことも適切な不動産を選ばないと、あっという間に崩れていきます。不動産投資にはいくつもの「肝」がありますが、その最重要項目が物件選びです。まだ成長過程の私ですが、ここまでの経験をまとめ、これから投資用不動産を購入しようとしている方に少しでも役に立つ物件選びの「肝」を伝授したく、「楽待」さんでコラムを書くことになりました。
不動産投資は奥が深く、語りだしたら何時間でも語れてしまいますが、紙面も限られているため、このコラムは、「投資用不動産選びの肝」をこれから6回の予定でお伝えしたいと思います。
この連載について
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外資系コンサルティング会社、シンクタンクに勤務し、現在は独立のコンサルタントとして活躍中の石川貴康さん。
本業を維持しつつ、本業の信用力を活用して不動産投資を継続していく「2足のわらじ」を実践する方法を伝授します。
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3
第3回 茨城で不動産投資はメリットがいっぱい
2010.1.22
2
第2回 不動産はロケーションが勝負 「自分がここに住むとしたらどうだろう?」
2009.12.22
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第1回 不動産投資を始めよう
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