人生ビジョンを明確に持つ

なぜ始めるのか?なぜやりたいのか?を明確に意識することが何よりも大事です。

「夢」「人生の戦略」を持ち、自分が将来どうなりたいかを自覚しなければ、必ず挫折してしまいます。
これらのビジョンが明確に見えているからこそ、知識・コネクション・目利き力という具体的要素を身に着けられ、リスクを負う覚悟もできるのです。

私の人生ビジョンは、大学生の時に策定したラフなものでしたが、
20代にいろいろな資格を取得し、30代で経営について学び、40代で独立するなどなどして、最終的にサラリーマンを辞めるというものでした。

ロンドンへ転勤となり、戻ってきてからは、その人生ビジョンが更に密度の濃いものに変化していました。

ロンドンから2000年に帰国したとき、私は、
「10年後の45歳までに6棟の不動産を買い、会社を辞めて不動産投資家として生きていく」
と決めました。

その計画は予定より早く進んで、3年で実現して去年、会社を辞めました。

何年後に何をしていたいかを常に念頭に置いて行動することが、いかに大きな影響を人生に与えるかは計り知れないのです。

不動産投資を始めるにあたって、知識も大事ですが、「マインドがしっかりしていること、そのマインドを維持できること」が根底になければ実践は難しいと思います。

自分が楽しく生きることによって付いてくるものがお金であると、私は思います。

不動産投資を理解する

私は、不動産投資を始めようと相談にこられた方や投資テクニックを聞かれたとき、まず
「なぜ不動産投資がしたいのですか?」
「不動産投資はどんなものだと思いますか?」

と聞くことにしています。

「楽して、お金儲けがしたい」という理由だけでは、私は不動産投資はお勧めできません。

不動産投資についての「非常に良い、成功できる、こんな方法がある」といった本は多いのですが
「なんとなく、楽してお金が入ってくる」というイメージだけではなく、
不動産投資を本質から理解することが大事です。

まずは、資金と物件調達のタイミングの大事さと難しさを理解することです。
不動産投資を行うにあたって、難しいのがこのタイミングです。
不動産投資のパターンと流れを理解し、フットワーク良く動けることが成功の鍵を握ります。

次に、資金調達においての銀行の慣習を理解することが重要です。
ロンドンで不動産投資を学んだ私が、日本との違いを一番感じたのも銀行の体質でした。

私が不動産投資を学んだロンドンでは物件収益が基本で、投資家本人のバックグラウンドはそこまで重視されません。
収益の望めるプランを持ち込み、プレゼンすれば銀行は融資をしてくれます。

また、自己資金ゼロの場合、日本は共同担保を入れることを要求されますが、イギリスでは共同担保は要求されません。
そのためリスクを限定することが可能になります。

その点、日本の銀行はお金を貸す際、その人のバックグラウンドを重視します。
自己資金が2割でもあれば融資は比較的簡単に受けられます。
逆にゼロだと融資を受けられる可能性はかなり低くなります。

しかし、自己資金ゼロでも融資を受けられる場合があります。
それは、土地などの有形資産を持っている場合です。
有形資産を所有していれば無職で収入がない人でも銀行からお金を借りることができるのです。

銀行から資金調達をする場合、まず、銀行の体質を把握し、
自分のバックグランドから今の社会的ポジションまでを理解することから始めてみてください。