遠方で物件を見に行く時間がない、買付のスピードで負けたくない…。そんな理由から、時に投資家は「ノールック」での購入判断を迫られることがあるかもしれない。
しかし物件を見ずに購入することには、相応のリスクが伴う。魅力的な物件でも何らかの理由で見に行くことが難しい場合、リスクを覚悟で購入するべきかどうか、判断に迷うこともあるだろう。
実際、物件を見ずに購入するとどのような結果になるのか? 今回は、物件の現地や室内を見ないまま購入に至ったことのある3人の投資家に、その経験を語ってもらった。
それぞれ「予想もしていなかった事態に直面した」と語る投資家たちだが、果たしてどのような物件を購入したのだろうか。
一棟目から「ノールック」で大失敗
「当時は本当に知識不足だった、の一言です。いま戻れるのならあの物件は絶対に購入しません」
そう語る北海道在住の春山翔太さん(仮名)は、初めての物件購入をノールックで行って後悔しているという。
春山さんが2016年に購入したのは、北海道札幌市の築古区分マンション。初めに勉強をするよりも「まず行動して、そのなかで学んでいこう」と考え、勢いで現金購入に至った。
■物件情報
エリア:北海道札幌市(駅徒歩7分)
種別:区分マンション
価格:120万円
築年数:約50年
利回り:15%
※賃貸募集中
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