2020年10月に不動産投資を始めた「ムラタク」さん(33)。広島県を主軸に活動する彼は、現在アパート12棟と戸建て7、区分2つの計95室を所有し、家賃年収約5000万円、税引き前CF1500万円という投資家だ。

以前から「2024年2月末に卒サラ」の目標を公言しており、見事その目標も達成。現在は、今後の飛躍のために準備を進めているという。

令和に入って「大家デビュー」を果たしたムラタクさんは、これまでどのように規模拡大してきたのか。初の一棟モノで浴びた「洗礼」と、方針転換した投資戦略とは。規模拡大の道筋を聞いた。

初めての物件購入、妻の「理解」にも後押しされ

―2020年10月に初めて物件を購入して、大家デビューを果たしたそうですね。どんな物件だったのでしょうか

築44年の築古戸建てです。私が住む広島県内にあるんですが、自宅からは1時間半くらいかかる場所でした。

ポータルサイトで見つけた物件なんですが、200万円で売られていたのを、「ちょっと、お値段のご相談って可能ですかね…?」とやんわり聞いて、最終的に190万円で現金購入しています。

初めて購入した戸建て物件

―購入の決め手はなんでしたか?

実際に現地を見に行って、「ここなら自分も住める」と思ったことですね。

駐車場があるということや、近くにスーパーやコンビニがあって、生活するのに困らないなと感じられました。

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