PHOTO:watao /PIXTA

「私の投資エリアでは、間違いなく売り時と言えると思います。今なら、強気な価格設定でも難なく買い手がつくのではないでしょうか」

そう語るのは、沖縄県の離島で不動産投資を行う立花享吾さん(仮名)。昨年、アパート3棟の売却活動を行い、中には購入価格から2500万円値上げして売却できた物件もある。

なぜ、これほど大きな売却益を得ることができたのか? 立花さんは「沖縄離島では本土と比べても物件価格が高騰しているのに加え、賃貸需要が非常に高まっていることが原因だと思います」と言う。

沖縄県の離島で、物件価格や賃貸需要が高まっている理由は何なのか。物件の詳細な売却結果と、エリアならではの投資事情を語ってもらった。

傾いた事業から撤退、借金返済のためアパートを売却

沖縄離島を拠点に不動産投資を行いながら、いくつかの事業を営んでいた立花さん。2022年、事業の失敗により抱えた借金を返済するため、所有物件の売却を決意した。

借金を完済できるまで1件ずつ物件を売り出し、最終的に3棟のアパートを売却したという。

■A棟

・種別:一棟アパート(RC造、築26年、6戸)
・購入時期:2011年
・購入価格:3000万円
・表面利回り:10.32%
・融資:3100万円、金利1.925%、期間20年
・保有期間中のCF:402万円

■B棟

・種別:一棟アパート(RC造、築13年、6戸)
・購入時期:2013年
・購入価格:2800万円
・表面利回り:12.17%
・融資:2800万円、金利1.925%、期間20年
・保有期間中のCF:310万円

■C棟

・種別:一棟アパート(RC造、築22年、11戸)
・購入時期:2014年
・購入価格:5500万円
・表面利回り:9.14%
・融資:5500万円、金利2.0%、期間23年
・保有期間中のCF:1218万円

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