みなさん、こんにちは。石川貴康です。
私はちょうど確定申告を終えたところです。
会計は会計ソフトを使っているので楽なのですが、それでも約2日かかりました。戸数が増えると、やはりそれなりに大変です。
それから、すごく重税感があります。
私は本業重視で不動産投資を推奨している者です。
不動産収入は事前に読めるので大きな変動はないのですが、今回この不景気にも関わらず、不動産収入以外の本業収入が多くなってしまい、この不景気にかつてない税額になりました(涙)。
不動産取得税、固定資産税・都市計画税を払った上に、所得税、住民税、消費税ととられて、社会保険をあわせると現代は江戸時代より重税なのではないでしょうか。複雑怪奇で懲罰的な課税体系は早く辞めてほしいものです。
さて、今回は木造のメリット・デメリットを見ていきましょう。
木造は管理費・修繕費が比較的低い

私は木造、鉄骨、RCをそれぞれ所有しています。管理費・修繕費は、比較すると木造が圧倒的に低く抑えられています。
まず、木造ではRCのような各種設備が必要ないというスタート地点からの違いがあります。RCでは、規模が大きくなるため、受電設備、受水層、エレベ-ターが必要になります。それぞれ管理費用がかかります。階数が多くなる分、共用電灯の消費電力、清掃費も大きくなります。(もちろんそうした設備がないRC物件もありますが)
一方、木造では構造的にも大規模化できないという制約があるので、受電設備、受水層、エレベ-ター等は不要です。共用電灯の消費電力も小さく、清掃は自分で行うことも可能です。
この違いは大きなもので、私の物件では通常の管理費でRCは毎月十万から数十万かかっていますが、木造はせいぜい数千円止まりです。それから、地方物件は清掃を依頼していますが、都内物件は自分で清掃します。
修繕費も違います。RCは設備が大掛かりなせいか、それだけ修繕費もかかります。もっとも大きな違いは大規模修繕です。RCでは20年程度に1回大規模修繕を行います。外壁塗装、通路舗装、屋上防水で、規模にもよりますが、数百万円から数千万円必要になる場合もあります。
一方、木造は、修繕といってもRCほど額がはりません。最近、所有する木造物件に自動車がぶつかり、サイディングの壁を割られてしまいましたが、それも8万程度で張替え修理で直せました。もし、RCで壁など壊されたとしたら、ぞっとします。
また、木造の場合の大規模修繕は、15年から20年に1回外壁塗装と屋根の塗装があります。同じ外壁塗装でも規模も知れていますし、屋上防水に比べれば屋根の塗装など比較にならないほど安くできます。
この連載について
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外資系コンサルティング会社、シンクタンクに勤務し、現在は独立のコンサルタントとして活躍中の石川貴康さん。
本業を維持しつつ、本業の信用力を活用して不動産投資を継続していく「2足のわらじ」を実践する方法を伝授します。
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