不動産投資家も含め、「家」に住む我々にとって、とても身近な存在である「壁」。壁はその家に住む人や、建物の骨組みを雨風から守るほか、建物の外観を形成する重要な役割を持っている。
だがその実、「壁」についてよく知らないことも多い…という人も多いのではないだろうか。
「壁」はどんな構造でできているのだろうか? 見た目にもいろいろあるが、どんな特徴の違いがあるのだろうか? 一番安くできあがる「壁」はどの種類なのだろうか?
そんな「壁」に関する疑問を、一級建築士の岡村裕次さん監修のもと、イチから学んでいこう。今回の記事では、木造物件の「外壁」を取り上げる。
壁の仕上げの種類
「壁」と言っても、実はいろいろな種類がある。物件の「外」と「中」を仕切るための「外周壁」、物件の「中」で空間を分けるための「間仕切り壁」など、さまざまだ。
不動産投資に携わっていれば、物件購入・管理の際に「外壁の塗装が~」などと口に出すケースも多い。この「外壁」は、簡単に言えば、外周壁のうち、一番外側のことだと思っておこう。
この外壁も、よく見てみるといろいろな素材でできていることがわかる。これを「仕上げ」と呼び、仕上げの種類によって見た目などが異なる。木造の物件において、代表的なものは以下の4つだ。(コストは★が多いほど高くなる傾向にある)
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