「ダメ物件を買ってしまったせいで、次の融資が引けなくなってしまいました。当時に戻れるなら、絶対にあの物件は買いません」
投資歴4年の「ばけものおおや」さん。初めて購入した区分マンションが原因で、赤字に苦しみ規模拡大もままならなくなってしまったという。
「もう区分マンションは買わない」と後悔を見せるが、一体どのような物件を購入したのか。
初めて購入した物件が、規模拡大の「足かせ」となってしまうケースはよくある。今回はばけものおおやさんのエピソードを通じて、初心者が陥りがちな失敗について、先輩投資家や金融機関目線のアドバイスも交えて見ていこう。
物件探しに疲れて妥協、一棟目購入の後悔
当時、東証一部上場企業に勤める年収約500万円のサラリーマン大家だったばけものおおやさん。
本業以外の収入を得る目的で、2021年に不動産会社から紹介されたオーナーチェンジの区分2戸を購入し、30代のうちに大家デビューを果たした。
■物件A
エリア 東京都墨田区
種別 区分マンション(築14年)
購入金額 1980万円
融資金額 1970万円(ネット銀行・金利1.49%・期間35年)
表面利回り 5%
■物件B
エリア 東京都品川区
種別 区分マンション(築20年)
購入金額 1960万円
融資金額 1620万円(ネット銀行・金利1.64%・期間35年)
表面利回り 5%
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