はじめに

皆様こんにちは。
2010年スタートはいかがでしょうか?
ワクワク楽しい1年でありますように!

前回までで、ざっくりとリノベーションのイメージはお掴みいただけましたでしょうか??
今回のコラムは・・・前回までの詳細ポイントをご覧頂いた上で、是非心に残していただきたい「やってはいけない」ポイントをお伝えしたいと思います。

前回までの基本ポイントももちろん重要ですが、どちらかというと・・・今回の「やってはいけない」ポイントをやらなければ、「心地よさ」は空間に蘇ると思います。改装のプロにご依頼される際にも、このポイントをきちんとお伝えされることをお勧めします。ただきれいにする、ただ他と少し変えた・・・だけではなく、お金が生まれる空間作りのために・・・。

やってはいけない その1 【 新築そっくり 】

けーーっして、「新築そっくり」にしてはいけません。
新築そっくりなら、本当の新築の方がいいに決まっています。新築そっくりとは、新築で使われている建材で、新築の内装と同じように仕上げることです。新築そっくりに改装する費用をかけた割には、数年後には、今より築年数は重ねる&新築でもない・・・と見込みがありません。

あくまでも、そこにあるものを活かし、心地よいものに再生すること。
新しい・きれいにすることがリノベーションではありません。前回にもお伝えしたような、「リノベーションだからこそ使える素材感」をふんだんに活かし、旧くなった共有廊下や、サッシの色、ベランダのシミなどにもバランスが取れるように、それらが活かされるような「味」を、ヴィンテージ感をセンス良くだし、選ばれるようにすることが長い目で見た時の武器になると思います。

●センスが良い新築・・・・これは数年後には新築ではなくなります。
●センスがない新築
・・・・これも数年後には新築ではなくなります。新築でもセンス力がない物件は厳しい?
●旧くてセンスがない物件
・・・・家賃を下げるしかありません。
●旧いけど、そこにしかないいい雰囲気を出した物件
・・・・数年後も多少の改修程度で人気物件に成り得る。

強敵は、センスが良い新築ですが、新築が醸し出すセンス力と、リノベーションのヴィンテージのセンス力は、決して同じではありません。

やってはいけない その2 【 デザインリフォーム 】

デザインの定義は大変難しいですが、デザインは時代に左右されるものです。
全体を長い目で見る必要がある場合、「心地よい」センスをベーシックに「ロングライフデザイン」をお勧めします。

少し時代を取り入れたデザインをする場合も、将来的にコストをできるだけ変えずにイメージチェンジできる箇所・素材にするなど・・・。全体のバランスをみた考えられたデザインはもちろん必要ですが、高価なかっこいい輸入商品をつけたりする・飾り天井を作ってみる・カラーや模様をつけてみるだけに注力されて「心地よさ」「全てのバランス」を忘れたかっこよさは、もちろんの事、客付けに苦労します。

ストライプのジャケットに同じストライプのシャツを合わせて着る・・・ような物で、ストライプが好きなら、せめてシャツは無地にする・・・など、デザインを生かすためのバランスは重要です。
リノベーションは、100人のデザイナーが居たら100人のデザインが上がってくると思います。ただ、「ビジネス」という視点で、残すもの、再生するもの、追加するもののトータルバランスを持ってデザインをしないと、ただのかっこいい部屋になりかねません。