こんにちは。
皆様こんにちは。
第3回で、リノベーションのコストとともに、いくつか事例紹介をさせていただきました。
第4回で「やってはいけないポイント」をお伝えしました。
ざっくりのコスト、やってはいかんポイント、をご理解頂いた後、「さー!いざ!」となった時、どういう人に、どうやって依頼するべきか・・・・・・・。
今回はそのポイントをお伝えします。

プロデューサー

前回も何度かお伝えしたとおり、「中古物件」がそれぞれ持つ「宝」が何なのかを見極めるプロデューサーがいる事は重要です。
その物件のタカラは何か、何をどう活かせば他と少しだけでも違う心地よさを発揮することができるか、それを「いくら」ならできるか、「いくら」でどこまで手を加えると効果的か・・・・などなど、「きれい」にするだけではない「再生」を武器にするための、最初のポイントです。
この作業を、デザイナーさんがされるところと、分業されているところがあります。できれば、このプロデュースの作業をデザイナーが行うのがコストもかからずスムーズに表現できると思います。

デザイナー

デザイン・・・というより、センスやバランスを考えてもらえる方をお勧めします。センス力は、さまざまですが、やはり、ファッションセンスがある人と、空間デザインのセンスがある人とは、必ずしも同じではないと思います。
「今ある何を利用して、何を新しく調整するのか」「どの素材を使うとコスト内で収まるか、その素材を最大限生かすにはどの色か」など、リノベーションの経験に基づくセンスとバランスをもって提案される基本プランに対して、追加点・要望点をきちんと施工前にお伝えすることも重要です。

例えば、収納扉をなくしたオープンスタイルでデザイナーが考えていた場合、「扉つけてほしい」など。 扉を付けた後も、色のバランスや、収納力が変わらないようにきちんと微調整されます。後から「扉つけて。ここに棚をつけて」は、施工コスト的にも無駄になりますし、扉一枚でも、色バランスが崩れる時があります。実際は、そこまで大層に、細かく意識するのではありませんが・・・。
まずは一度全てお任せされるのも一つかもしれません。

工事

新築でもないリフォームでもないリノベーションは、工事ノウハウも大きくコストにかかわってきます。リフォームでは使わない商品を使う場合や、既製品を入れてつけるだけではなく、その部屋にあわせた加工・施工も必要です。
安く済ませる・・・というノウハウはもちろんですが、どこかで見たものをつけるのではなく、そこに合うように加工することができること、それを無駄なくすることができる・・・はとても重要です。私どもも、弊社施工ができないエリアを、通販デザインで全国の賃貸コーディネートをお届けしていますが、「私たちならこうします。施工業者様とご相談ください」とお伝えする場合もあります。

施工は、その後のリフォームやリノベーションをできるだけ同じ業者様に依頼することが望ましいと思います。その物件がもつ「くせ」や「味」を分かって積極的に表現してもらうことで、同じ内容・同じコストでも出来に差がでてくると思います。

仲介業者様

客付けにも、センスを求めたいのは事実です。その完成リノベーションを理解して、「これ、いいですね!」と心から感じて、その良さをPRできる仲介業者様が望ましいですね。あえて残している木枠のシミひとつをとって、「これがあるから人をつけられない」ではなく、リノベーションならではの、「新品」ではない、心地よい空間に共感して、アピールしていただける方・・・。

そして、魅せ方もどんどん変えて頂ける方。「デザイナーズ!リノベーション物件!」と謳ってもらうのももちろんいいですが、完成後の写真をうまく利用してもらうなど。全体をわかる写真だけではなく、かわいいアイテムの「アップ」だけを取って物件PR資料に貼ったり、物件資料そのものから、何か他とは違うなと思わせるものを作られる方もおられます。
カラー印刷にする・しない・ではなく、魅せ方をどうすると、「新築」に目が行っている人を引き付けられるかを一緒に考えていただける方だと、客付けがスムーズですね。実際、その理解がない業者様から、理解された方へ移行したことで、入居者決定までが一瞬だった方もおられます。

できるだけ、「賃貸」「再生」「リノベーション」の理解と経験がある方へのご依頼がスムーズだと思いますが、どれが正解というわけではありません。ひとつひとつ、小さなことをチャレンジ頂きながら、感覚と様子をイメージして頂ければきっと今よりいい形につながると思います。
私どもももちろん日々邁進ですが、まだまだリノベーション経験がない方もおられます。大きくではなく、まずは旧さを生かした色コーディネートだけなど、中古物件が「変わる!」感覚から楽しんでいただければと思います。