松村式「攻めの資産運用」

「松村さんが不動産投資で成功しているのはわかった。でも、不動産以外の資産運用は何をしているのか?」

楽待でお会いしたお客様からも、このような質問を何度か頂きました。
そこで今回は、現在私がどのような資産運用をしているのか、お伝えしようと思います。

私は、当コラムの「第1回 不動産投資への心構え」でも書いた通り、2000年にイギリスから帰国する際、10年後には不動産投資家として独立するという戦略を立てました。
(地合もよかったため予定より早く達成しましたが)

その際に、資産家になる為の戦略も立てていました。

まず、自分の強みである建物に関する知識を生かし、自分がイギリスで学んだ不動産投資の世界で成功する。

本来、資産のポートフォリオバランスとしては、不動産、有価証券、キャシュを同じ資産規模で運用できるのが理想です。
しかし、当時の私は普通のサラリーマンでしたので、不動産は持っていないし、株やキャッシュも潤沢ではありませんでした。

そこで私は戦略として、自分の専門分野を活かせる不動産投資で短期間に資産を作ろうと考えました。
普通のサラリーマンが3つのポートフォリを大きくするのには、限界があります。
通常は、持ち家が不動産資産、自社の持株や投資信託が有価証券、預金がキャッシュ程度で、どれもバランスはしますが、ロト6や宝くじが当たらない限り、資産家にはなれません。

不動産投資で資産10億円を作り、そこから生まれてくるキャッシュで次のポートフォリオにバランスしていくというのが私の戦略でした。

まずはその仕組みを作りたかったので、不動産にものすごいレバレッジをかけた。
不動産投資で多少のキャッシュができたら、その一部を株式投資に回すなどが一般的ですが、
私は自分の定めた目標に向かって、次から次へと不動産投資を推し進めた。

結果的にこれが攻めの戦略に繋がり、投資家として成功できたわけです。

そして、予定通り不動産で10億円の資産ができたので、昨年末、次なるステップに入りました。

私は資産の一部をスイスのプライベートバンク(以下、PB)に移したのです。

スイスのPBのメリット

PBとは、簡単に言うと個人(富裕層)を対象(法人も可能)とするポートフォリオ・マネジメント・サービスの一種。
銀行や証券会社などの金融機関が、資産運用を一元的に引き受けるサービス(一任勘定)のことを言います。

PBに関する本も出ていますので、読んでみて下さい。

ではなぜ、私がスイスのPBを選んだのか?

それも、UBSやクレディスイス、メリルリンチなどの世界的に有名な商業銀行ではなく、某一族系のアットホームなPBを選んだのか?

スイスには小さい銀行を含めると数百のPBがあるといわれています。
世界の個人資産の約4割がスイスに集まっていて、カントリーリスクも低く、基軸通貨(スイスフラン)も安定している。
更に銀行法によって守秘義務が徹底しています。
また、スイスの場合、預けた資産がオフバランスされているので、銀行の倒産リスクも影響しない。

そんな中で私が選んだのは、アットホームなPBです。
ここのいいところは、年数回、プライベートバンカーとファンドマネージャーが日本にやってきて顧客である私たちと対話することです。
世界各国を回っているファンドマネージャーと金融情勢などに関して話をすることができるのです。

大手の商業銀行系PBとは違い、1億円程度の顧客でも、その資金がクリーンで、末永くお付き合いできる顧客だとわかれば、丁寧に対応してくれます。

私はそういった点からこのPBを選びました。

私が彼らにお願いした運用利回りは、組み合わせで選ぶことができますが、年利7~8%程度。
PB側の手数料1・5%を引いて、だいたい年利5~6%といったところでしょうか。

もちろん、もっとリスクをとって年利20%でやれよ、ということもできます。
でも、私の場合は、不動産投資で相当なリスクを取っていますので、金融資産の部分は、安定した運用と考えました。