日本初!? 新しい仕組み作りにチャレンジ
2008年11月11日(大安)、
私はとあるパートナーとともに、新しい仕組みを取り入れた会社を設立しました。
私は取締役副社長となり、パートナーは社長に就任しました。
そもそも、私は自身の経験と実績から起業家として、過去にもいくつかの法人を設立し、軌道に乗せてきました。
今回も日本には無い新しい仕組み作りを試してみようと思い、チャレンジする事にしたのです。
アメリカでの夢を描いていた私は、一人よりもパートナーと一緒にチャレンジした方が実現性が高く、スピードも有ると判断し、そのビジネスを軌道に乗せる事ができれば、パートナーが日本で、私がアメリカで事業展開できると考えました。
私のパートナー選びの条件は以下の3つでした。
一つ、投資家であること。
二つ、生活が安定していること。
三つ、ジャッジができることとプレゼンテーションができること。
要はビジネススキルがあるかどうか。
しかし、このような条件に当てはまる人材はなかなかみつからない(笑)。
その中で候補者を3名に絞り込み、最終的に、現在のパートナー、仮にNさんとしておきますが、彼女と出会ったのでした。候補者を絞り込むのにも1年掛かりました。
きっかけは、当サイト内にある「楽待コミュニティ」でした。
最初は、Nさんの適性をみるために彼女のスキルやビジネスセンス、判断力を彼女に気づかれないように試してみました。
相手に気づかれない様にいろいろと見極めるのは、なかなか難しい事です。
女性ですし、ストーカーと思われたら、大変ですからね。(笑)
そして、Nさんご夫妻を食事に誘い、なんの前振りもなく、私の構想を全部ぶつけてみたんです。
Nさんは不動産投資のほかに、FPとしても活躍しておりますが、いきなり、私の事業のパートナーにならないかと、判断を迫ったわけですね。
さすがにNさん夫妻もびっくりしていました(笑)。
ただの食事だと思って来たのに、一緒に会社やろうという話だったんですから。
「松村さん、いつからスタートするんですか?」って言われたので、私は「来月から」と答えました。
最初はNさんも悩んだようです。
返答まで1週間下さいと言われましたが、3日間で返答が来ました。
もちろん「Yes」です。
私は、絶対にNさん夫婦が私の構想に乗ってくると信じていました。
なぜなら、私が考えていた構想は、夢が有って、競争相手も無く、誰でもチャレンジしたくなるような仕組みだったからです。
新会社は、私とNさんら4名で代官山にオフィスを構えて、創業しました。
11月11日に設立したので、部屋番号も111号室の1Kからスタートするなど、数字にも拘りを持ちました。
私は、結構、験を担ぐのが好きで、いろいろ拘ります。
そして、株式シェアホルダーとして、私の法人とNさんの法人とで出資しました。
Nさんは、「なぜ個人での出資ではなく、法人での出資とするのですか?」と聞いてきました。
これは、この事業が失敗した時、個人ではなく法人で出資しておけば、その損失を吸収し、カバーできるからです。
我々の法人は不動産を所有しているので、既に黒字化しており、毎年のキャッシュフローも潤沢です。
会社を始める時から失敗の事を考えるのですかと言われるかもしれませんが、起業家としては、とても大切なことです。
常にリスクを考えるのが投資家であり、起業家です。
そして起業家は、新しい仕組みを作り、それを軌道に乗せ、自分がいなくてもビジネスが進んで行くようにする。
本来であれば、私が仕組みを考えて構想を作り上げたのですから、自分のシェアを高めるのが普通のやり方でしょう。
しかし、私の考え方は違いました。
アメリカ移住とアメリカでのビジネス展開を視野に入れていたのもありますが、なぜ彼女へ優先的に持たせたかというと、私と同じように出来る人材になってもらい、彼女の会社にしなきゃいけないと思ったからです。
優先的に株式を持っているということは、彼女は私を役員からクビにできる権限があるわけで、それぐらい責任感を持って事業を進めてもらうのが私の狙いでした。
そして、創業から約2年。
私の読み通り、Nさんは能力が高いうえに、芯が強く、すごく真面目な人物でした。
なにより、私の厳しいやり方にもついてきました。
今では、立派に業務をこなせるようになったのです。
それにしても、創業当時はきつかったと思いますね。
私のやり方も、正直キツイんですよ。某大手証券会社時代のシビアさそのままですから。
スタッフも、泣くぐらいでやっていました。
4人の会社なのに、サラリーマン時代の人事評価制度を採用しています。
これにはクライアントも驚いていましたね(笑)。でも、人を最短で成長させる為には、人事評価制度は必要ですし、効果的です。
私達の会社の様に少数精鋭で運営して行くには、全員がプロ中のプロとなり、マネージメントできないと駄目なのです。
プロである以上、上を目指すのは当然ですから、どんなに厳しくても評価されれば、次の目標に向かう事ができます。
それを分かり易くするのが、人事評価制度です。
ちなみに、私とNさんは、法人から得るものは全てフィフティ・フィフティにしています。
多くの経営者が「俺が社内では1番偉いんだから、何でも1番なのは当たり前だろ」となるのですが、それではパートナーとは長続きしないと、私は考えています。
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