「トイレ」のリフォームにかける費用は、どこまでが許容範囲だろうか。
ひとくちにトイレリフォームと言っても、その内容はさまざまだ。和式か洋式か、水洗式か汲み取り式か。どのような状態のトイレをどのような形にリフォームするのか、パターンごとにかかるコストも考慮して方向性を決めたいという人もいるだろう。
今回は、3人の投資家によるトイレリフォーム事例を紹介する。「和式水洗トイレの洋式化」、「汲み取り式(ボットン)トイレの簡易水洗化」、「汲み取り式トイレの完全な水洗化」の3パターンだ。
それぞれのリフォームに、一体どれくらいの費用がかかったのか? 事例をぜひ参考にしてみてほしい。
(前編:入居者の「排泄物」を売って大家の収入に!? 意外と知らない日本の「トイレ」今昔)
トイレ洋式化+個室拡張でいくらかかる?
四国エリアで投資を行う「kazu21599」さん(以下、kazuさん)。2年ほど前から築50年木造アパートの再生に取り組んでおり、すべての部屋で一律「和式水洗トイレの洋式化」を行っている。
築古物件のトイレ洋式化リフォームには、どれくらいの費用がかかるのだろうか。詳しく見ていこう。
【物件概要】
・所在地 高知県
・築年数 築50年
・物件種別 アパート(木造2階建て、8戸)
・購入金額 325万円
・賃料 25万6000円(想定)
・購入時期 2021年末
リフォーム内容:和式水洗トイレを洋式水洗トイレに変更
kazuさんは「和式トイレは人気がなく、入居に大きく響くと考えています」と語る。
「この物件はトイレを綺麗にしたことで、一気に家賃に対するお得感が出たと感じています。自分が使いたいと思うくらいのトイレに仕上がり、満足しています」
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