「会社員を辞めたい」「老後の資産形成のために」「給与収入のほかに、もう1つ収入の柱がほしい」
不動産投資を含む投資に関心を抱いた人は、さまざまな動機を持って広く情報収集をしていることだろう。今、この記事を読んでいる人の中にも、そうした思いを持ち、不動産投資を始めようと行動している最中という人もいるかもしれない。
こうした中で、経済ジャーナリストの荻原博子さんは、「素人が不動産投資をするのは絶対にやめるべきだ」と強く主張する。加えて、「老後のことを今、考えるべきではない」ともいう。
「条件を満たしていないのなら、投資はやってはいけない」と荻原さんは指摘するが、なぜやってはいけないのか。「投資をしてもよい条件」とはいったい何なのか。
不動産も含め、「投資に関心がある」という初心者に向けて、「不動産投資をすべきではない」理由や、老後の資産形成の是非を聞いた。(※取材日:7月25日)
荻原博子さん
1954年、長野県生まれ。大学卒業後、経済事務所に勤務ののち、84年にフリーとして独立。難しい経済と複雑なお金の仕組みをわかりやすく解説している。『私たちはなぜこんなに貧しくなったのか』(文藝春秋社)など著書多数。
不動産投資は「絶対に、絶対にやめるべきだ!」
―荻原さんは、「素人が不動産投資をするのは絶対にやめるべきだ」と強く主張していますね
プロフィール画像を登録