PHOTO:ABC/PIXTA

不動産投資を行う際には融資を利用することが一般的です。ただ、借り入れを行う投資家にとって、悩ましい点があります。

それは金利ある世界が戻ってきた現在、「金利を固定にすべきか否か」ということです。

借入金利を固定にしておけば、将来の金利上昇リスクを排除することができますし、不動産収益も想定しやすくなります。借入コストが見通せれば、賃貸経営を行ううえで気持ちが楽になることでしょう。

ただし今後、固定金利の水準が上昇すれば、借入コストが想定以上にかかることになります。投資の収益性を保つため、今のところはまだ水準の低い変動金利を選択すべきか、悩む不動産投資家もいることでしょう。

今回は、アパートローンの借入金利は固定化すべきなのか? それとも変動金利でよいのか? について考察してみたいと思います。

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個人の住宅ローン、金利タイプの主流は?

金利タイプをどうするか─。この悩みに直面するのは、住宅を購入する個人も同様です。

住宅金融支援機構が実施している「住宅ローン利用者の実態調査(2024年4月)」によれば、住宅ローンの金利タイプは変動型が76.9%、固定期間選択型(例えば前半の5年だけ金利を固定するという形態)が15.1%、全期間固定型が8.0%となっています。

住宅ローンで変動金利が人気を集めている理由は、やはり「金利の低さ」です。

かつて、住宅ローンの総返済額(元本+金利)は借入額の倍とまで言われていました。しかし、変動金利の水準低下により、現在では借入額の1.1倍未満ということも当たり前のように想定されるようになりました。

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