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手元資金が多いほど、融資や買付競争の場面で優位に立ちやすいことから、不動産投資は資産家に有利な投資と言える。そのため、株式投資などで資産を築いた投資家が、不動産投資に軸足を移すケースは多い。
一方で、畑違いの投資手法に手を伸ばすことには、抵抗を感じる投資家も少なくないようだ。「不動産投資には手を出さない」と公言する、株式投資歴21年の「弐億貯男(におくためお)」さんもその1人だ。
今回は、株式投資で資産を築いた後、不動産投資の道に進んだ「億トレ大家」さんと、進まなかった弐億貯男さんに、不動産投資に対するそれぞれの考え方について語り合ってもらった。
【プロフィール】


億トレ大家
不動産投資歴3年。東京都、神奈川県でアパート、マンションなど8棟を保有し、借入総額は約5億円。満室時の年間家賃収入は約5000万円
投資で安定して勝ち続けるには
弐億貯男 はじめまして、弐億貯男と申します。サラリーマンの生涯収入とされる2億円を、株式投資で稼ぐという目標を立てて、資産運用を続けてきました。現在の総資産は2億7000万円ほどです。
私は株式投資以外にはほとんど手を出したことがないのですが、億トレ大家さんは、株式投資で十分成功されていたのに、なぜあえて不動産投資に領域を広げたですか?
弐億貯男(におくためお)
株式投資歴21年。2003年に元手250万円で株式投資を始め、2019年に運用益2億円に到達。割安高成長株への投資を得意とし、投資の取組みを発信するXアカウントのフォロワーは、約26万人